第15回研究発表(兵庫)大会 報告
第15回研究発表(兵庫)大会 報告
第15回研究発表(兵庫大会)の総括
大会を振り返って
第15回研究発表大会は「兵庫大会」として、平成29年8月26日(土)・27日(日)の両日に、兵庫県の大手前大学で行われました。例年どおり、文部科学省から御後援をいただくなど、盛大な研究発表大会になりました。以下では、その概要を報告いたします。
1日目の午前は,自主シンポジウムが4会場で行われました。内容を継続して深めているシンポジウムが多く,大変好評でした。次年度以降は,継続して深めていくシンポジウムと同時に,新たな内容のシンポジウムも期待したいと思いました。
1日目の午後は,最も多くの会員が集まる記念講演とシンポジウムが行われました。例年,この催しは一般の方々の参加も可能な公開講座としています。教育カウンセリングを広げたいというねらいからです。今回は,筑波大学(教授)の藤田晃之先生に「キャリア教育の目的とその意義ー今後の成長のために進んで学ぼうとする力の育成ー」というタイトルでお話いただきました。受講者からは,キャリア教育について気づきをたくさん得られたと好評でした。シンポジウムでは,具体的なキャリア教育の実践の紹介がありました。兵庫県で活躍している会員の発表は大きな刺激となりました。
夕刻から,情報交換会が行われました。はじめにアトラクションとして、大手前大学の学生による和太鼓による歓迎がありました。その後,約2時間にわたって交流を深めました。会場には大きな笑いがいくつもみられた和やかな宴となりました。
2日目の午前は、ポスター発表と事例研究発表が行われ、熱気を帯びた論議が交わされ、充実した学びの機会となりました。
2日目の午後は昼食をとらず、そのままの流れで閉会式を行いました。平成29年度サイエンティスト・プラクティショナーの8名の学会員が表彰されました。その後,次回の大会を開催する愛知教育カウンセリング研究会の坂柳実行委員長から,大会テーマの紹介と案内のメッセージをいただきました。
充実した大会にしてくださった実行委員会への感謝の気持ちを共有して閉会となりました。
第1日目 8月26日(土)
受付
(1)自主シンポジウム
◆第1会場 教育カウンセリングの知見や手法を用いた育児・保育支援を考える パートⅧ
つながりあって子どもを育てる(連携)
様々な年代,地域,立場を通して活用される教育カウンセリング
◆第2会場 「チーム学校」実現への養護教諭の役割PartⅡ
◆第3会場 学級経営を上手く進める!
ー学級担任にどのように援助するかー
◆第4会場 主体的・対話的で深い学びをつくる対話のある授業
ー「ふれあい」と「つながり」を生かす授業力を高めるー
(2)公開記念講演・公開シンポジウム
◆公開記念講演
演題「キャリア教育の目的とその意義
ー今後の成長のために進んで学ぼうとする力の育成ー」
講師 筑波大学 教授 藤田晃之 先生
会場の様子
◆公開シンポジウム
テーマ キャリア教育を意識した幼稚園・小学校・中学校・高等学校での取組み
ーアクティブラーニングや体験学習を通してー
コーディネーター 豊岡短期大学 伊藤 博 先生
シンポジスト 伊丹市立ありおか幼稚園 森井綾子 先生
神戸市立板宿小学校 隅下 潤 先生
伊丹市立笹原中学校 古谷俊樹 先生
県立武庫荘高等学校 古藪省二 先生
会場の様子
(3)情報交換会
◆大手前大学 和太鼓部による歓迎の演奏
◆第16回研究発表(愛知大会)実行委員の皆様方(愛知支部)
(第16回大会よろしくお願いします)
第2日目 8月27日(日)
(1)ポスター発表
(2)事例発表
(3)ミニ研修会
◆第1会場 スペシフィックSGEとしてのグループディスカッション対策講座
◆第2会場 人型シールPSSによる児童生徒理解
ー予防的カウンセリングとキャリア教育への導入ー
◆第3会場 夢と希望をかなえるキャリア教育Ⅱ
ーキャリアカウンセリング力の向上を目指してー
◆第4会場 講師のための対話のある授業づくり研修講座
-授業研修を活性化する理論と方法を学ぶ-
◆第5会場 誰もが知りたい!担任ができる心理教育プログラム
ーあなたもキラキラプログラムⅠをはじめてみませんかー
◆第6会場 筆跡(書かれた文字)による就活支援
ー筆跡特徴と職業との関連についてー
(3)研究相談会
◆研究委員による研究相談会
相談の様子
(4)表彰式・閉会式
△表彰式(サイエンティスト・プラクティショナー賞)
表彰式の様子
△閉会式
閉会式の様子
(愛知)大会実行委員長(坂柳先生) あいさつ